復職で「菓子折り」が不要な5つの理由

復職するときは、関係者への挨拶が必要になりますよね。

そのときに悩むことがあります。 それは…

菓子折りは必要なのか?」 ということです。  

これに対して様々な意見があります。

私も少し考えましたが、声を大にして「不要」と主張します。

その理由を教えますね。

菓子折りが必要という人の理由

菓子折り必要」と 考えている人もいます。

そういった人たちの理由は次の通りです。

菓子折り必要派の意見

①挨拶時の話題が増える
②迷惑をかけたことへのお詫び
③顧客へのお詫び
④長期休暇後に菓子折りは常識
⑤前にやっていたから必要

いろんな意見がありますが、 まとめるとこんな感じでしょうか。

これらの意見に対して、 菓子折りが「不要な理由」を述べます。

①復職の挨拶に話題なんて必要ない

必要側の意見
復職したら挨拶するでしょ? 菓子折りがあると話題になっていいじゃない。

こんな意見です。

しかし、この意見、 根本的におかしいことに気づきましたか?

いったい、何分の挨拶をするつもりですか。

復職時の挨拶は、 「元気になり、今日から復帰になりました」 これだけで十分です。

あとは、相手の質問に答えればいいだけです。

挨拶をする際に、 話題なんて全く必要ありません。

②あなたは会社の制度利用しただけ

必要側の意見
休職して迷惑をかけたんだから、お詫びに菓子折りは必要でしょ
この意見が一番多いかもしれませんね。

休職中、あなたの仕事は、誰かが代わりにやっていたと思います。

しかし、迷惑をかけたのでしょうか?
ご存知だとは思いますが、 休職は会社の制度です。

会社の制度を利用すると、迷惑がかかってしまうのでしょうか?

だったら、そんな制度は廃止すればいいのではないでしょうか。  

いいですか。
休職は、社員を守るための会社の制度。
あなたは、その制度を利用しただけです。

同僚は仕事が増えて大変だったかもしれません。

でも、それは仕事を適切に割り振りできなかった上位者の責任です。

あなたが迷惑をかけたわけではないのです。

お詫びの品として、 菓子折りは必要ありません。

③顧客へお詫びするのは上位者

必要側の意見
顧客に迷惑をかけたのだから、菓子折りは持って挨拶にいくべき

さきほどと、同じような意見ですが、 こちらは顧客が相手です。

しかし、これも考え方がおかしいですよね。

仕事は人と人との付き合いもありますが、 それ以前に会社と会社との付き合いです。  

もし、休職によって顧客に迷惑をかけたとしたら、それはあなたの穴を埋められなかった上位者・会社側に問題があります

会社側に問題があるのに、なぜあなたが菓子折りを買わないといけないのでしょうか?

違いますよね。

あなたの穴を埋められなかった人… つまり、上位者がお詫びにいくべきです。

④復職後の菓子折りは常識ではない

必要側の意見
長いこと休んだんだから、菓子折りぐらい持っていくのが常識でしょ

こんな意見もあります。 もはや、理由になっていないですよね。

常識って何ですか? その人の思い込みですよね。

常識とは、18歳までに身に付けた偏見のコレクションである (アインシュタイン)

そもそも、本当に常識だったら、こんな議論にはなりませんよ。

別にあなたが、菓子折りの必要性に疑問を持っていなければ、持っていけばいいんですよ。

でも、「必要なのかな?」と迷ったから、 この記事を見ているんじゃないでしょうか?

繰り返しになりますが、「常識だから」は、菓子折りが必要な理由になっていません。

⑤菓子折りがあっても悪い印象を持つ人はいる

必要側の意見
前に復職したAさんは菓子折りを配っていた。 だから、あなたも買った方がいい。

実は、これが最も厄介な理由です。

何が厄介かというと、菓子折りを買っていかず、前例が崩されることによって、違和感を感じる人がいるからです。

違和感を感じた人は、何らかしら理由をつけて納得しようとします。

「あの人は気が利かないから、菓子折りを持ってこないんだ」

このように感じる人がいるかもしれません。
つまり、菓子折りを持っていかないことで、あなたに悪い印象を持つ人が出るということです。

厄介ですよね。
しかし、これは気にしても仕方ありません。

というより、 あなたが菓子折りを買おうが、買わまいが悪い印象を持つ人は必ずいます。

人間関係の2:6:2の法則はご存知でしょうか?

人間関係2:6:2の法則

あなたがどんな人格者であろうとも、
・あなたを好きな人: 2割
・どちらでもない人: 6割
・あなたを嫌いな人: 2割 この割合は変わらない

つまり、あなたが100点の身のこなしをしたところで、あなたに対して悪い印象を持つ人が2割はいるということです。

例えるなら、菓子折りを持っていっても、 「買う余裕があるなら、さっさと復職しろ」 「買ってくる風習なんて作るな」

こんな印象を持つ人がいるのです。必ず。

全員に好かれる方法なんてありません。 あのマザーテレサでさえ、 嫌いな人はいたんですから。

前例に縛られるのはやめましょう。

まとめ

菓子折りの不要な理由を書いてきました。

復職時に菓子折りが不要な理由

①復職の挨拶に話題は必要ない
②あなたは会社の制度を利用しただけ
③顧客にお詫びをするのは上位者
④復職後の菓子折りは常識ではない
⑤菓子折りがあっても悪い印象を持つ人はいる

私は必要ないと思っていますが、 ここまで読んでも迷っているようであれば、 買えばいいのではないでしょうか?

買うことで安心感を得られるのなら、 安いものかもしれません。

ただ最後に言っておきたいのは、 誰も菓子折りなんて期待していない ということ。

あなたが元気になって復職してくれたこと、 そして顔を見せてくれたこと、 これに対して、嬉しいと感じるはずです。

菓子折りに迷うよりも、笑顔をみんなに見せてあげてください。

参考になりましたら、幸いです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

「さばくびと」の運営者。30代会社員。借金を抱えたり、パワハラで休職したり、自身の経験をもとに記事を書いています。

1 個のコメント

  • 「買うことで安心感を得られるのなら」←ありがとうございます。これこそ、私が一番欲しかった答えです。菓子折は必要ではないけれども、自分の安心のために持っていくことにします!!

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