適応障害の復職を成功させる!復職までの完全ガイド


病院で適応障害と診断された際、休職することを勧められる場合があります。

「休職するといっても・・・どうすればいいの?」
「復職まではどんな流れになるの?」

このような不安になることも多いと思います。初めての経験なので当然です。

ここでは、適応障害の休職~復職までの流れや過ごし方を簡単にまとめました。


適応障害の休職~復職までの流れ

適応障害の経過は、上の図のように4つの段階に分けることができます。

それぞれを簡単に説明していきます。

前兆期

適応障害の原因となるストレス要因が発生し、心身に症状が少しずつ出てくる時期です。

この段階では、適応障害という認識がほとんどなく、抑うつ状態であったとしても「自分は甘えているだけ」と思ってしまう人が大半のようです。

急性期

心身の症状が悪化し、就労や日常生活に支障が発生する時期です。

この段階になると周囲の人間、そして自分自身でも異変を感じるようになります。

病院に行くと、休養や精神療法(カウンセリング等)、薬物療法といった治療を勧められるでしょう。

治療を経て、日常生活に支障がでなくなるレベルまで回復した場合、次の段階に移行します。

回復期

症状が再発しないように、症状が安定するまで治療を維持する段階です。(継続期や持続期のと呼ばれることもあります)

患者当人は日常生活に支障が出なくなったことで、病気が完治したと思ってしまいがちですが、ここで治療を中断してしまうと再発のリスクが高まってしまいます。

治療を維持しつつ、次のリハビリ期に向けて、徐々に生活リズムを正していくことになります。

リハビリ期

復職に向けたリハビリを始める段階です。(維持期と呼ばれることもあります)

主治医が復職可能と判断すると、復職の手続きを行い、職場への復帰となります。

休職に入るための手続き


適応障害で休職に入るためには、会社に休職の申請をしなければなりません。

ざっくり言うと、下記の4つの手続きが必要となります。
 1) 精神科、もしくは心療内科にて診断書をもらう
 2) 診断書を上司に提示し、休職したい旨を伝える
 3) 産業医との面談を行う
 4) 休職に必要な書類を提出する

休職の手続き4つを紹介します。診断書・上司・産業医・書類【3分で分かる!】

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また、休職に入る際に悩むのが、休職の期間です。

休職期間は余裕を持って確保しておかないと、復職後に再発するリスクが高くなってしまいます。

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急性期の過ごし方


休職に入った直後は、心身面への症状が治まるまでは体調の回復に専念することになります。

主治医とのカウンセリングを行いながら、休養や薬の服用によって、適応障害の様々な症状を治療していきます。

一番大切なのは心身の休養です。

無理のない範囲で食事をとり、睡眠時間を十分確保します。家の中でゴロゴロしていても構いません。この時期は、ストレスから離れて心身を休めることで症状を回復することに専念します。

できれば、朝起きて、日中はぼーっと過ごして、夜は寝るという生活リズムが良いのですが、人によってはどうしても夜眠れずに日中寝てしまう人がいると思います。

そのような状態でも特に問題はありません。生活リズムの改善は次の段階で行うので、この段階では何もせずに心身を休めることに専念しましょう。

回復期の過ごし方


回復期は、適応障害の症状が和らぎ、少しずつ物事への意欲が戻ってくる段階です。

家の中ではテレビを見たり、本を読んだり、新聞や雑誌を読んだりして過ごすのもいいでしょう。

また、可能であればウオーキングなどの軽い運動も行いましょう。

散歩をしながら日光に浴びることができれば、心身ともにリフレッシュできます。

そして、社会復帰に向けて、生活リズムを正していくことも必要になってきます。簡単に言えば、朝は起きて夜は寝るということですね。

少しずつできることが増えていきますが、まだ症状に不安定な部分があるので無理は禁物です。

特に、薬を服用している場合は、医師から中止の指示があるまでは服用を続けてください。途中で服用をやめると再発のリスクを高めることになってしまいます。


生活リズムが整い、症状も安定しているようであれば、いよいよ復職に向けたリハビリを始めることになります。

リハビリの内容は主治医が勧めるものをやってみるとよいでしょう。

私の場合は、下記のようなリハビリの指示を受けました。

リハビリ期の過ごし方(例)
・自宅では椅子に座って本を読んだり、パソコン作業をする(集中力の持続)

・図書館やカフェなどに行って本を読む(周囲に人がいる状態で集中力の持続)

・通勤の時間に合わせて電車で移動をしてみる(通勤ストレスに耐える)

また、仕事への取り組み方を見直したり、ストレス発散方法を模索したり、再発を防ぐための活動もこの段階で行います。

再発を防ぐ活動(例)
・苦手な人と話しても苦にならないような、話の受け流し方を考える

・ストレスをこまめに発散できる趣味、あるいは場所を見つけておく

・主治医や適応障害の経験者に、再発を防止するためのアドバイスを求める

復職するための手続き


復職の準備が整えば、最終的に復職をするために、会社に復職の申請をしなければなりません。

ここでも休職申請時と同じように、下記の4つの手続きが必要となります。

 1) 精神科、もしくは心療内科にて診断書をもらう
 2) 産業医との面談を行う
 3) 休職に必要な書類を提出する
 4) 上司との面談を行う

復職の手続き4つを紹介します。診断書・面談・書類・挨拶【3分で分かる!】

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まとめ

適応障害は、うつ病と比較すると、症状や回復に必要な期間が比較的軽い病気だと言われています。

しかし、適応障害になった人は、5年以内に40%の人がうつ病に移行してしまったというデータがあるので、再発には特に注意が必要です。

適応障害の再発を防ぐためには、環境の変更も有効ですが、「リハビリ期の過ごし方」で紹介したような再発を防止する活動をしておくことが大切ですね。

とはいいつつ、休職に入った直後であれば、まずはしっかりと休養して心身ともに回復させるべきなので、余計なことは考えないほうがいいかもしれませんね・・・

以上、ご参考になれば幸いです。






ABOUTこの記事をかいた人

「さばくびと」を運営している30代前半のリーマンブロガー。抱えた借金は770万円。サービス残業の嵐を受けて休職した経験も…借金や病気といった悩みを中心に書いています。

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