自分の会社で言われたこと…
会社に診断書を提出したときのことです。
診断書には「3ヶ月の休養を要する」と書かれていました。
それを見た上司はこう言ってきました。
適応障害のつらさは、見た目では分かりづらいのは知っていましたが、実際に言われると傷つきますね…
もしかしたら、自分は甘えているだけなのか?って。 (実際は適応障害は病気なので、甘えではないのですが)
挙げ句の果てには、こんなことを言ってきました。
ヶ月という休職期間はそんなに長いのでしょうか?
医者の診断を疑うほどに長い期間なのか? 初めての休職なので僕には分かりませんでした。
そこで、適応障害で休職した経験のある方にアンケート調査を行ったわけです。
アンケート調査について
下記要領でアンケート調査を行いました。
ご回答いただいたみなさま、ご協力いただきありがとうございました。
調査媒体:クラウドワークス
調査期間:2017年10月27日~2017年11月10日 (15日間)
調査対象:適応障害で休職をしたことがある人
有効回答数:192人
休職期間はどれぐらいだったか?
「適応障害の休職期間」について、 アンケート調査の結果です。
アンケート結果を見ると、あながち上司の言っていたことが間違っていないと感じる結果でした。
休職期間が1ヶ月未満だった人は全体の31%であり、全体で一番多い割合だったのです。
まぁ、1ヶ月以上休職する人も56%いるので、「1ヶ月が普通」とは言えないと思いますが。
ほとんどの人が6ヶ月以内に休職を終了しているみたいですね。
休職終了後、どうしたか?
もう一つ気になることが。
休職期間が終わったあと、みんなどうしているんだろうか?
元の職場に復職したのか?
それとも、転職したのか?
こちらについてもアンケート調査を行いました。
結果を見ると、転職を選ぶ人が多いみたいですね。
転職:42%、
復職:34%
退職したまま就職していない人は、お金はどうしているのでしょうか…
適応障害は、環境のストレスが原因なので、環境を変えることが一番の対応になるんですよね。
復職したとしてもストレス原因となった人がいれば、病気が再発してしまうってことです。
だから転職を選ぶ人が多いのだと思います。
休職となったストレス原因は何だったのか?
アンケートでは、適応障害の原因となったストレスについても聞いてみました。
ほぼ予想通りの結果ですね。
ストレス原因の第一位は、人間関係で全体の64%にも及びます。
内訳を見ると、第一位が上司(37%)、続いて同僚(17%)となっています。
部下を病気の追いやった上司って何らかのペナルティを課せられてもいいと思うんですが。
新卒を採用するには、だいたい一人50万〜150万円が必要と言われていますし、一人前になるまでコストは1500万円というデータもあります。
データ元:樋口 弘和 著[即戦力は3年もたない]
コストをかけて育てた会社の大事な人材を潰す上司… 上司失格でしょ。
まとめ
アンケート調査をしたところ、休職に関するいろいろなデータがとれました。
・休職期間は、80%の人が6ヶ月以内
・休職終了後は、転職42% 復職34%
・適応障害の原因の第一位は、上司で全体の37%
うつ病はアンケート調査がされているみたいですが、適応障害のアンケートは見たことがないですね。
うつ病に比べて、適応障害はまだまだ認知度が低いと思います。
こういったアンケート収集して、テレビなどのメディアで広めて欲しいですね。
その他のアンケート結果もまとめていますので、
下記記事を参照ください。
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