就職するなら大企業かベンチャーか、といった議論がたびたびされるわけです。
私は中小企業→ベンチャー企業→大企業と転職をしてきました。
そこで得た結論。
大企業は楽!
仕事をなるべくせずにお金を稼ぎたいなら大企業を選ぶべし。
目次
はじめに
まずはじめに言っておきたいこと。
中小企業だろうが、ベンチャー企業だろうが、大企業だろうかが、大変な仕事はあります。
その人に合った仕事なら、大変な仕事でもやりがいがあるかもしれません。
ただ、今回はそういうやりがいは置いといて「楽して稼げる」というテーマで意見します。
これは中小企業→ベンチャー企業→大企業と転職してきた私の経験に基づいた意見です。
人の価値はお金で換算される
人の価値ってお金で求められるんですよね。
「単価」って呼ばれたりします。
売れている芸能人は出演料が高くて、そうでもない人は出演料が安いということを考えれば分かりやすいと思います。
・この人のCMだと商品が売れそうだ
芸能人だけでなく、スポーツ選手なども契約金額として人としての価値が提示されます。
では、一般人はどうでしょうか?
もちろん、一般人も例外ではありません。
(正確に言うと、一般人の場合は、「役割」に対する価値と言えますが)
アルバイトやパートは「時給」という形でその人の価値が提示されます。
IT業界では、「人材単価」という形で月々の単価が示されますね。
能力の高さで価値が決まるのではない
「すごいスキルを持った人は価値が高い」と思っている人がいますが、それは間違いです。
そもそも、人や企業は、スキルに対してお金を払うのではありません。
そのスキルや知識を用いて実現した「結果」に対してお金を払っているんです。
このことをさらに突き詰めていくと、最終的には、人の価値は「信用」によって決まるということに着地します。
「あの人はスキルがあるし、きっちり仕事をやってくれるだろう」
こういった「信用」が価値を形成しています。
大企業の社員は価値が高い
人の価値は「信用」によって決まるということは、大企業の社員は入社時点から、大きな価値を持っていることになります。
それは、新人であったとしても、「大手企業のブランド名」を持つからです。
大手IT企業では新人の単価が200万円とか300万円というプロジェクトも珍しくありません。
当たり前ですが、これは新人の価値ではなく、ブランドの力です。
このため、新人であっても高い給料が支払われるわけです。
(単価が高ければ高いほど、還元(給料)が多くなるのは当然ですよね)
できる社員はできない社員の給料を負担しなければならない
大企業の中でも仕事ができる人とできない人は当然います。
ですが、仕事を受注する際には個人の能力の高さは表には出ません。
「会社として受注する」わけですから。
極端な言い方をすると、月に1000万稼ぐ人と、月に200万しか稼がない人。これらを平均して会社では月に600万の生産性と言われるわけです。
では、
「月に1000万稼ぐ人は5倍の給料をもらっているのか?」
というと、そうではありませんよね。
そもそも、社内には人事部や経理部、総務部など、「収益がない」部門があります。
この人たちの人件費を負担しなければならないため、どうしても稼いでいる人へのリターンは少なくなるのです。
大企業ならノー残業でも年収500万円は余裕
ここまでの話を一度まとめます。
・できる社員はできない社員の給料を負担しなければならない
このことから、楽して高収入を得るには「大企業で最小限の仕事をする」という答えがでます。
サラリーマンの平均年収は、だいたい400万円ですが、大企業だとほとんど仕事をせずとも年収500万円は余裕で超えます。
例えば、東証1部上場の企業の平均年収は640万円ほどです。仕事ができなくても500万円は超えると思いませんか?
私は残業ゼロで有給20日間は全て消化していますが、年収は700万円を超えています。
ほとんど仕事をせずに年収1000万円を超えている人もいるでしょう。
日本企業も成果主義が広まりつつありますが、年功序列はなくなっていません。
首にならない程度に仕事をするというのが楽な方法ですね。
おわりに
私は、頑張って出世をして収入を増やすという人の働き方を否定しません。
そういう人は収入以外のやりがいを見出していると思いますし。
ただ、本当に自分の力を試したいのであれば、独立して自分の力を社会に評価してもらう方がいいと思いますけど。
私は、仕事も収入も高望みはしておらず、「ほどほど」でいいと思っています。
宇多田ヒカルじゃないですけど、「30代はほどほどに」ですね。
収入を増やしたいなら、副業や資産運用によって増やしていく方が効率がいいですし、社会から見た自分の価値が分かるのでやりがいもあります。
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