「公開ポットって何?」
「公開ポットにレターを贈ると、何で支援になるの?」
このような質問を受けました。
実はコレ、なかなか鋭い質問なんですよね。
レターには、「1レター5円」という価値があるわけだけど、売上が発生しているのは、レターを購入したタイミングですからね。
「公開ポットにレターを贈ったところで、お金は動かないのでは?」
このように思うのも無理ありません。
そこで、今回は公開ポットの仕組みを解説していきます。
個人ポットと『公開ポット』の違い
まず最初に、個人のポットと、公開ポットの違いを説明します。
個人ポットとは、一人一人の個人が持つポットのことです。
個人間でのお礼・支援などに使います。
個人間のやり取りなので、贈った言葉は非公開です。
また、もらったレターは再利用できます。
(次の人に贈ることができる)
一方、
公開ポットは、運営による資金調達用のポットです。
平たく言えば、運営にレターを贈り、運営はそのレターをもとに支援を行うという訳です。
贈ったレターはこのように公開されます。

また、少し難しい話になりますが、
贈ったレターは市場から消滅し、再利用されません。(詳しくは後述)
違いをまとめると、
・一人一人の個人が持つポット
・個人間でのお礼・支援などに使う
・贈った言葉は非公開
・もらったレター数は再利用できる
【公開ポット】
・運営が設置するポット
・支援のための資金調達に使う
・贈った言葉は公開される
・贈られたレターは市場から消滅する
ここで疑問が残ります。
なぜ、公開ポットが必要なのでしょうか?
なぜ、運営者(例えば、西野さん)の個人ポットに、贈るのではダメなのでしょうか?
公開ポットが必要な理由は、大きく2つです。
①目的・使い道を明確にし、支援者の賛同を得るため
②市場からレターを消滅させ、資金源にするため
具体的に見ていきましょう。
公開ポットが必要な理由1:目的・使い道を明確にするため
支援はしたいけど、何に使われるんだろう?
このように、『支援の使い道』が気になる人も多いと思います。
「使い道が不明確なモノ」にお金を使うのは、誰でも迷ってしまいますよね。
例えば、
「病気で苦しむ子供に贈ります」
というよりも
「病気で苦しむ○○君の治療費に使います」
の方が、使い道が明確です。
使い道が明確な方が、安心して支援でき、結果的に集まる支援金も多くなります。
同様に、公開ポットも、使い道に応じて分けられています。

「台湾東部への観光支援 の公開ポット」に届いたレターは、当然、台湾東部で発生した震災の支援に利用されます。
「運営スタッフへの応援 の公開ポット」に届いたレターは、当然、運営スタッフへの支援として利用されます。
公開ポットがあることで、趣旨に賛同できるモノだけに支援ができる、ということですね。
これを個人のポットで何とかしようとすると
震災支援は、Aさんのポットに贈って!
運営支援は、Bさんのポットに贈って!
これだと、さすがに混乱しますよね…
公開ポットが必要な理由2:市場からレターを消滅させ、資金源にするため
少し、ややこしい話をします。
レターポットのサービスでは、
レターが買われた時点で、運営が使えるお金になるわけではありません。
以下、キンコン西野の公式ブログより引用。
「レターポットは“『レター』の売り上げ”でサーヒスを回している」と思われている方が少なくないのですが、そうではありません。
運営としては、有事の際に即座に支援できるように日本円をプールしておく必要があります。
レターの売り上げを(会社の利益として)使ってしまうと、支援したい時に支援することができません。
運営はレターの売り上げには手をつけられないのです。
では、レターポットのサーバー代や広告費や、スタッフさんのお給料や僕の風俗代はどこから出ているのか?
それは、レターの売り上げから出ているわけではなく、市場から消滅したレターの売り上げから出ています。
簡単にまとめると、
・レターの売上金は、有事の際に備えて残しておく必要がある
・自由に使えるのは「市場から消滅したレターの売上」のみ
市場からレターが消滅するケースは、3通りあります。
②4ヶ月の有効期限が切れたレター
③公開ポットに贈られたレター
③公開ポットの存在は非常に大きいですね。
公開ポットに贈られたレターは全て、市場から消滅するので、資金を早く大量に集められるからです。
(結果、迅速に大きな支援ができる)
ちなみに、「リベンジ成人式」というイベントがありましたが、あの時は公開ポット機能ができる前にレター集めをしていました。
やり方は、
「西野さんのポットに支援レターを入れる」
あれって、大赤字なんですよね。
西野さんのポットにレターが入っても、市場からレターは消滅しないですから。
下記、西野さんのコメント。
今回は『公開ポット』ができる前でのことだったので、応急策として、僕のポットに皆様からの応援レターを贈っていただきましたが、これでは市場から“切手分”しかレターが償却されないので、支援活動費用を捻出することができません。
つまり、リベンジ成人式の費用は「西野さんの自腹」ということ。報道されていた通りですね。
西野さんに贈られたレターは、レターポット普及のために利用しているのかと思います。
・レターポット普及活動へのお礼レター
などなど
まとめ
公開ポットについてまとめます。
・一人一人の個人が持つポット
・個人間でのお礼・支援などに使う
・贈った言葉は非公開
・もらったレター数は再利用できる
【公開ポット】
・運営が設置するポット
・支援のための資金調達に使う
・贈った言葉は公開される
・贈られたレターは市場から消滅する
②市場からレターを消滅させ、資金源にするため
レターポットの仕組みは理解を深めれば深めるほど、凄いと思ってしまいます。
今後の発展が楽しみですね!
レターポットの関連記事をご紹介します。
ん?風俗代?
もっかい、読みなおしてみよう。
レターポット素敵ですね。
Facebookのアカウント取得しようか検討中。
非正規パパ さん
ブログ、見ていただきありがとうございます!
レターポットいいですよ!
ほんと、お勧めします(^^
僕もFacebookアカウントを、レターポットのために取得したぐらいです…!
分かりやすいです!
ありがとうございます
まつかよさん
ありがとうございます!
「西日本豪雨被災」の支援で公開ポットが活躍してますね(^^
僕も支援させていただきました!