レターポットが換金できない理由【キンコン西野の狙いとは?】


「レターポットって換金できるの?」という質問を度々受けます。

換金できないと答えると、

「何でできないの?」
「換金できないのに意味あるの?」

と言われます。

こういう疑問を持つ人は多いでしょう。

そこで今回は、レターポットが換金できない理由を探っていきましょう。


レターポットは換金できない

レターポットは換金できません。

これはレターポットユーザーなら誰もが知っている”仕様”なのだけど、ネットには換金に関する話題が多くあります。

なぜ、こんな論争になったのでしょうか?

構想時には、換金装置があった

この動画は、西野さんが初めてレターポットの構想を語ったときの映像。

この頃はまだ「換金装置」がありました。

レターポットの開発費用は、クラウドファンディングで集めたわけだけど、そちらにも

換金できる仕組みは、後々、付け足すとして、まずは「価値のある文字」を贈り合う装置を作りたいと思います。

このように、構想時は換金装置がありました。

 

もっと過去を遡ると、レターポットは、贈り物に関する悩みからで生まれました。

 

結婚祝い、出産祝い、進学祝い、引越し祝い…といった様々なお祝い事。

相手が喜んでもらう”モノ”を贈るのは中々難しくて、ぶっちゃけて言うともらって嬉しくない物も多い。

かといって、”現金”を贈るのは味気ない。

 

そういうときに「現金化できる言葉」は非常にインパクトがあって、両者を満たせる。

受け取った人は、自分だけに向けられたメッセージで嬉しくなるし、しかもそれをお金に換えることができて二度嬉しい。

 

そういう使い方を想定していた人たちにとって、「換金装置は付けません」という方針転換は、かなり大きな衝撃だったと思います。

猛烈な反発も理解できますね。

換金の賛成派/反対派の声

レターポットの換金について、ネットではどのように言われているのでしょうか?

賛成・反対の意見をピックアップしてみました。

換金・賛成派

 

簡単にまとめると、

換金・賛成派
・レターを集めたところで、換金できないと役に立たない。

・換金できないと、そのうち飽きられる。

レターポットを全否定するというよりは、換金できないことでレターポットの魅力を半減させているという意見に感じます。

 

次に、換金・反対派の意見を見てみましょう。

換金・反対派

 

簡単にまとめると、

換金・否定派
・換金できてしまうと気軽に贈れなくなってしまう。

・換金装置をつけなくても、レターポット自体が通貨として機能していく。

もっと言えば、

・換金できないことこそがレターポットの魅力

・換金しなくとも通貨として機能するから、換金装置は必要ない

という意見ですね。

 

換金装置については、発明者である西野さんのブログでも何度も取り上げられています。

発明者:西野氏の発言

ここからは、キンコン西野の公式ブログの発言を引用していきます。

レターポットに換金装置を「付ける・付けない」で議論が真っ二つに分かれた時に強く思ったのだけれど、「換金装置は必要だ!」と唱える人は40代以上が多かった。反対に、30代以下は「換金装置は要らなくね?」という声。

物質的豊かさを求める40代以上と、
精神的豊かさを求める30代以下で、綺麗に分かれた。

あえて下品な喩えをすると、
オジサンは『お金』を求めて、
若いヤツは『いいね』を求める。

『お金』は相変わらず大切だけれど、しかし、物が溢れている世代の『お金』の価値は低くて、そんなことよりも、「社会貢献している自分」や「多くの人に承認されている自分」に価値を見いだしている。

『いいね』がたくさん集まる人間は「いつでも、お金を作れる」という評価経済を身体で覚えている。

こういった発言からも、換金装置を外した理由がうかがえますね。

なぜ換金装置を外したのか

前述したように、レターポットには当初、換金装置が付けられる予定でした。

それを外すことに決めた理由を、西野さんはこう話しています。

僕はマネーゲームの通貨には一切興味がなくて、人助けの為の通貨にしか興味がありません。

なので、投機の要素は徹底的に排除します。

通貨の始まりは、皆が「この通貨には価値がある」と信用するから価値が出て、通貨として装置しだすわけで、レターポットのレターは意外と換金されずに回るのではないかなぁ?とボンヤリ考えております。

僕は身近に「ホームレス小谷」という信用(感謝)経済の究極体がいて、1日の収入が50円の彼が、好きな時に好きなものを食べ、好きな時に好きな国に行けている瞬間を何度も目の当たりにしてきたので、お金の呪縛が解けた。

ただ、彼を見ていなければ、「レターは換金できなきゃ意味ないじゃん」と言い続けていた。

 

彼の発言から、換金装置を外した理由をまとめます。

換金装置を外した理由
・換金せずとも、”通貨”として機能する。

・換金装置をつけることで、ビットコイン等のマネーゲーム対象になってしまい、「感謝経済」の目的から外れる。

 

換金装置を外した理由を言及

その後、換金装置を外した理由について言及がありました。

70点には何の興味もないんだよね。

0点か100点しかネタにならないので、70点を取りに行く時間がまったく無駄になる。

レターポットを「換金する・換金しない」で意見が分かれた時に、換金をオッケーにした時に拡がる未来は簡単に見えた。

換金装置があれば、たしかに便利なんだけれど、でも、それは、やっぱり「70点」で、2018年に乱立するであろう『投げ銭アプリ』と本質は変わらないだろうと思った。

こういった選択に迫られた時に、答えは「最後まで見えない方に賭ける」の1択。

『換金装置を外したらどうなるかは最後までは分からないけれど、換金装置を付けたら70点程度の未来しか待っていないことは分かっているので、換金装置を外す』という1択だ。

「換金装置があった方がいいじゃないか!」という意見をフルシカトした理由がそれ。

 

彼の書いた本「魔法のコンパス」に
こんな文章があります。

通知表で言えば、
「オール3」が最もマズイ状況で、

他の教科なんて「1」でいいので、

その時間を使って、自分の「4」を「5」にする作業をした方がいい。

学校と違って、競争社会で
引き抜かれるのは「5」のみであり、
「1〜4」まではゼロだ。

 

これは事実であり、ビジネスの本質。

実店舗では、

「ナンバー1の店はめちゃくちゃ混むから、
我慢してナンバー2の店に行こうか」

ということが、あるかもしれません。

 

でも、ネットのような
サービスを無限に提供できる世界では、
我慢してナンバー2にしようか
ということにはなりません。

我慢する必要はなく、
ナンバー1に人が集中します。

 

もう一つ、同じ本の一文を紹介します。

僕の目的は、世界の誰も見たことがない圧倒的なモノを作ること。

彼は、絵本だけに限らず、
“全てのモノ”で圧倒的な作品を生み出す
ように意識していると感じますね…!

 

今後も換金はできないのか?

今のレターポットはα版(テスト版)。

今後、レターポットに換金機能が付く可能性はあるのでしょうか?

 

結論を言うと、「換金できない可能性が高い」でしょう。

①通貨として機能している

西野さんはこう発言しています。

「換金装置を付けるべきだ!」という声は、レターポットを利用していない人から届く場合がほとんどで、レターポットのユーザーからは「換金装置を付けてー!」という要望は驚くほどありません。

レターを受け取った時の重みは、かなりのもので、「贈りもの」や「報酬」として、そこそこ機能する。

西野さんの予想していた通り、換金装置がなくとも通貨として機能してきています

②セキュリティリスクが低い

セキュリティ面からも、換金装置は付けない方がいいと考えているようです。

2018年1月に仮想通貨取引所「コインチェック」がハッキングされ、580億円相当の仮想通貨が消失しました。

これを受けて、レターポットのセキュリティについても考えたそうです。

「通貨と個人を紐付けて、レターは“その人が使わないと価値が無い通貨”にしましょう」と提案して、今の形に至ります。

「レターを盗んだところで何のメリットもないので盗まない」という鼻糞セキュリティシステムっす。

換金できないレターを盗んでどうするの?ってことですね。

 

もちろん、ハッキングによって、購入したレターが消失してしまう可能性はゼロではないでしょう。

しかし、そうなったとして、実体経済の現金が動くわけではないので、被害に遭った人にレターを再配布すればいいだけ。

換金装置を付けないことで、セキュリティリスクが極めて低くなる、ということですね。

まとめ

レターポットの換金装置についてまとめます。

レターポット/換金装置のまとめ
・レターポットは当初、換金装置をつける予定だった

・急遽、換金装置の話が消えたため、「換金・賛成派」と「換金・反対派」が生じ論争になった。

・換金装置を外したのは、
 ①換金せずとも通貨として機能するため
 ②マネーゲームの対象にしないため

・今後、換金装置が実装される可能性
→ 極めて低い。
 ①通貨として機能することを実証
 ②セキュリティ面でも効果があると認識

 

おそらく僕は、換金装置があろうが、無かろうが、レターポットを利用していたと思います。

それだけレターポットが作り出す「言葉で回る経済圏」の魅力は大きいですね。

 

レターポットと換金装置の今後について、西野さんはこう語っています。

レターポットを使っているうちに「換金できなきゃ意味がない!」という声は、次第に無くなっていくだろう。

規模は小さいかもしれないが、『言葉で回る経済圏』は確実に作れると思う。

そして、その経済に救われる人がいると思う。

レターポットによる感謝経済が、もっともっと広がってほしいと思います。

 

 

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「さばくびと」を運営している30代前半のリーマンブロガー。抱えた借金は770万円。サービス残業の嵐を受けて休職した経験も…借金や病気といった悩みを中心に書いています。

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