僕は、遺書を書いた

僕はRADWIMPSというバンドが大好きで、それはもう、10年以上前からずっと聴いている。

好きな曲を挙げてと言われると、両手両足を使っても足りなくて、じゃあ一番好きなのね、と言われるとミスチルと迷ってしまうけど、とにかく好きなのだ。

作業BGMで聴いてることが多いのだけど、流れてきた「バグッバイ」に心が奪われた。

僕のいた朝と 僕のいない朝は
どっか違っててほしい
少しだけでもいいから

僕が生まれてくる前と 僕が消えたあとと
なんか違っててほしい
世界は違っててほしい

ふと思った。

 

そうだ、遺書を書こう。

 

別に死にたいような辛い状況じゃないけど、いや借金が630万もあるから辛いには辛いんだけど、別に死ぬほどのもんじゃなくて、なんか書きたくなっただけ。

遺書というと、家族とか親しい友達・恋人に向けたものが多いと思うけど、なぜか僕は「ブログをいつも見てくれている人」に向けた遺書を書こうと思った。

 

ブログには、「予約機能」というのがあって、指定した日時になると自動的に公開される。

その指定日を3ヶ月後に設定して、3ヶ月後にまだ生きていたら、公開日付を3ヶ月後に設定し直すのだ。

こんにちは、てくです。

この記事が公開されたということは、僕は死んでしまったか、ネットに触れられないほどの危機的な状況にあるということになります。

最初は何を書こうか迷った。

なんせ、ネット上に公開される遺書だ。

個人名を出してしまうと迷惑がかかってしまうかもしれないし、どこまで自分のことを書いていいものかも悩んだ。

 

でも、いざ書き出すと、溢れるようにいろんなことが書きたくなってくる。

そして、一人一人に感謝の言葉を書こうとすると、とんでもなく長くなって、収拾が付かなくなってしまった。

いつもは考えもしなかったけど、「自分の最後の記事」となると、感謝の言葉をたくさん書きたくなるのだ。

 

ありがとう

ありがとう

ありがとう

 

こんな文字が延々と並ぶ、全く面白くない記事。

だめだこりゃ。

そう思ったけど、今すぐ公開するわけじゃないし、いやもしかしたら明日僕が死んで、3ヶ月後に駄文だらけの記事が公開されるのかもしれないんだけど、少しずつ直していけばいいや、と思って保存した。

 

ふう、とため息をついて、今度は仕事や家族のことを考えてみる。

 

仕事は、驚くほど何の感情も出てこなかった。

たぶん、自分の会社だったりすると、いろいろ考えることがあるんだろうけど、僕は何千人もいる社員の中の一人に過ぎない。僕がいなくなっても会社は1ミリも困らない。

実際に、僕は病気になって休職してたわけだけど、その期間中も何の変化もなく会社は回っていた。

見られてマズイ書類とかメールとかあったかな?そう考えたけど、思い浮かばなかった。

 

思ったのは、死んだら会社から何かもらえるんだっけ?ってこと。

死んでるんだから、どうでもいいかもしれないけど、定年前に死ぬのは何か悔しい気がした。

なんで悔しいと思うのかを自問自答したら、「定年になると解放されて、やりたいことができる」と、期待しているんだと思った。

 

僕は4ヶ月近い休職期間で、ある意味、定年後に近い生活を送ることができた。

仕事に追われることもなく、何をしてもよくて、ダラダラしててもお金が入ってくる。

しかし、そんな生活は1ヶ月も続くと飽きた。

自分は何のために生きてるんだろうか?という永遠のテーマとも言える疑問が頭に浮かんでモンモンしてくるのだ。

誰かに必要とされているとも感じられず、ただお金をもらって、飲み食いして過ごす日々。自分の存在に疑問を感じるのも無理はない。

 

昨年3月に定年退職したシニア社員がいた。

雇用延長を周りから勧められていたが、俺は辞める!と頑なに延長を拒んで退職していった。

しかし、そんな人が1月に復帰してきたのだ。

僕は何となく気持ちが分かる。

結局、定年のゴールテープを切ったとしても、その先には楽園なんてものは待ってなくて、目の前には何もない平野が広がってるだけなのだ。

何をしてもいいと言われると、何をしていいかわからない、そんな状況になる。

そして、自分の存在価値に悩んで、会社に戻ってくる人が多いのだろう。

 

 

家族への遺書も書いた。

 

僕には多額の借金がある。

家族はそのことを全く知らない。

僕が死んで、借金の事実を知ったら途方に暮れるだろう。家族は死んだ僕を罵り恨むだろう。そんなことを想像すると書いている途中で涙が止まらなくなった。

 

ごめん

ごめん

ごめん

 

こんな文字が延々とならぶ遺書。

なんで、ブログでお世話になった人に対しては「感謝」の言葉が溢れてくるのに、一番感謝すべき家族に対しては「謝罪」の言葉しか書けないのだろう。

そんな自分がどうしようもなく嫌になって、もう遺書なんてやめてしまおうかと思った。

しかし、僕は残した。

借金を返済して、この遺書を捨てて、「ありがとう」だけの遺書をつくる。

それまでは死ねない。

 

 

妻が最近ゴホゴホと咳をしている。

僕はハーブコーディアルという飲み物を買った。

美味しくて、風邪にも効くという飲み物だ。

 

コップに30ml入れて、お湯180mlで薄める。

ほんのり甘くて、あったかくて、優しい味だ。

 

これ…どうぞ。

ええ!?ありがとう…どうしたの?

いや、べつに。
体調悪そうだからね。

そうだよー。労ってよ(笑)

 

ありがとうが言えず、胸が痛んだ。

本当に、ごめん。

いつか、”ありがとう”で埋め尽くした遺書を書けるようになるよ。そして、生きてるうちに”ありがとう”で埋め尽くしたラブレターをおくるよ。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

「さばくびと」を運営している30代前半のリーマンブロガー。抱えた借金は770万円。サービス残業の嵐を受けて休職した経験も…借金や病気といった悩みを中心に書いています。

2 件のコメント

  • ずしっときました。
    私は、もし今いなくなっても連絡する相手はいなくなってしまいましたが、やはり実子には連絡がいくでしょう。離婚しても、相続は実子にいきますから。
    残すような遺産もありませんけどね・・・。

    いつか来る、その日に向けて準備しないといけないんでしょう。
    ブログとかは放置になっちゃいますね。
    いずれ、サーバ更新されずにネットのごみとなるでしょう。

  • saimuさん

    本当に凹みますよね…

    ブログはどうしようもないか…サーバーは1年更新にしてるんで、すぐに消えてしまいます。誰かに引き継げるような特化ブログを作れたらいいんですが…

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