適応障害…僕の病気です。
病気の記事は読みづらくなる傾向があるので、ストーリー形式で話を進めています。
第二話は、「病気と甘えの勘違い」です。
それでは、どうぞ。
目次
登場人物紹介
今回の話に登場する「さばくびと」のキャラクターです。
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前回までのあらすじ
ハードワークと上司のパワハラによって体調を崩した主人公。
「適応障害」と診断されてしまった。
しかし、これまで病気を甘えと勘違いしていたらしい。
病気を「甘え」と勘違い


むしろ、それがこの病気の一番厄介なとこだね…


そこで放置すると、どんどん悪化しちゃうんだよ。
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僕の症状について
最初はそうでもなかったと思う。
「あー今日も仕事か…」
朝起きると、そういう憂鬱な気分になった。
こういった経験は誰にでもあるだろう。
だから、僕も気にしていなかった。
しかし、症状はどんどん悪化していった。
気分が塞ぎ、吐き気や頭痛がひどい。
通勤途中、うずくまってしまうこともあった。
▽仕事中
吐き気や頭痛は、やや減退。
上司が近くにいると動悸が激しくなる。
▽退社後
退社は24時前後。
不思議と体調は回復している。
しかし、なかなか眠れない。
▽休日
これらの症状は表れない。
(日曜の夜から徐々に悪くなる)
仕事のときは体調が悪く、
仕事から解放されると体調が回復するのだ。
こういった症状から、
「仕事が不調だから、こんな気分になるんだ」
「甘えてるだけだ」
そう思い込んでいた。
しかし、症状の悪化は続き、休日まで気分が塞ぐようになった。
ここで妻が異変に気づき、病院に行くように勧めてきたのだ。
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甘えと感じやすい理由



適応障害はストレスが原因だから、
ストレスから解放されると症状が回復するの。

だから退社後とか休日は症状がなかったんですね。


仕事が不調だからかと…
あ、休日も症状が出ましたけど?

とても危険なサインなの。


でも、ストレスから解放されても改善しなくなってきていたのよね?


適応障害とうつ病との違い

適応障害とうつ病って何が違うんですか?

適応障害は心の病気で、
うつ病は脳の病気ってことね。

適応障害が風邪で、
うつ病が肺炎って感じかな。


早く気づいて良かったと思うよ。
奥さんに感謝しなきゃね…

どうやって見分けたら良かったんでしょうか…?
適応障害と甘えの見極めは難しい?



どういう時に思う?

熱が出たり、喉が痛くなったり、鼻水が出たり、とかですかね。


風呂入って体温が上がっただけですし、そのうち下がりますし。
一時的なものです。

適応障害も似たように感じるのよ。
体調が悪いのは一時的で、
ストレスから解放されると回復しちゃうし。

そう言われると難しいですね…

適応障害と甘えは見分け方

2.ストレスの原因が明確か?
3.ストレスから離れると回復するか?
4.他の病気ではないか?


だから、「支障が出ている」時点で病院を勧めるだけでいいと思うの。
後は、医者が判断するから。


これってさ、普通だと思わない?

人のことを考えずに、その人の仕事ばかり見てる気がします。

サラリーマンって、ロボットよりも酷い扱いを受けてると思うの。


「何が悪いんだろう?」って心配して修理屋を呼ぶじゃない?
なんで人間には、そういう思いやりがないんだろうって思うのよねー。
治療のこと

僕はどうすればいいんでしょうか?

休職した方がいいと思う。

(どれぐらい休むんだろ…)
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第三話へ続く。
休職って単語が出ましたね。私も最初はそんな大袈裟な!って思いましたが休んでみて、体調がよくなりました。
ロボットと人間が違うのは、自己修復できるかどうかですね。ただ、修復しながら傷ついているのでそれが限度越えるまで動けてしまうのが問題ですよね。
まさか自分が休職をすることになるなんて…
でも、休むと体調良くなるんですよね。
ストレスの影響って本当に大きい。
人間の自己修復能力も個人差がありますしね。
すぐに回復できる人もいれば、なかなか回復できない人もいますし…