トラノコの評判が悪い本当の理由、手数料の高さだけじゃない


昨年からサービスが始まった「おつり投資」。

おつり投資には、トラノコと、マメタスの2つがあります。

ざっとネットで調べると、トラノコの方は

「手数料が高すぎる!」

と批判的な意見が多くありました。

手数料は本当に高いのか?
投資に値しないのか?

全力で調べてみました。

それでは、どうぞ!

まず、トラノコの概要を説明

本題に入る前に、トラノコのことをご存知ない方のために簡単に説明します。

「おつり投資」の名の通り、普段の買い物のおつりを投資に回すというサービス。

マネーフォワードなどの家計簿アプリと連携し、クレジットカードの利用に基づいて、おつりを投資していきます。

 

おつり投資は、
 100円
 500円
 1000円
この3つの単位から選べます。

ここが少し分かりづらいですよね。

 

例えば、コンビニで380円の買い物をしたとします。

設定によって、投資金額が変わるんです。

設定別の投資金額
例)380円の買い物をしたケース
100円設定 : 20円を投資
500円設定 : 120円を投資
1000円設定 : 620円を投資

設定単位が大きいほど、投資金額も多くなるってことですね。

拠出のタイミング

ここも勘違いしやすいので。

おつり投資は、買い物の都度、投資が行われるわけではありません。

毎月27日前後を「投資額の締め日」とし、この日に投資金額が決定します。

決定した投資金額は翌月6日に、口座から引き落とされて、投資されるという仕組みです。

先ほどのケースで考えてみましょう。

380円の買い物を30回したとします。
この場合の投資金額は、

設定別の投資金額
例)380円の買い物をしたケース
100円設定 : 20円×30回 = 600円
500円設定 : 120円×30回 = 3600円
1000円設定 : 620円×30回 = 18600円

これらの投資金額が27日前後に決定し、6日に引き落とされるということですね。

 

なお、投資金額は上限の設定ができます。

例えば、1万円を上限とした場合は、投資金額が18600円だったとしても、1万円しか投資されません。

トラノコの手数料は高い?

それでは本題に入っていきます。

トラノコの手数料は下記の通りです。

トラノコの手数料
月額利用料: 300円(年間3600円)

信託報酬: 0.3%

監査費用: 0.1%

ETF経費: 0.1%を上限

手数料の中でも、
「月額利用料の300円が高い!」
と話題になっています。

年間10万円の投資で考えてみましょう。
(ETF経費は変動するため除去)

年間10万円の投資
月額利用料: 3600円

信託報酬: 300円

監査費用: 100円

投資金額10万円の手数料は
なんと、「4000円!
(手数料率 4%

4%の手数料は高いですね…

ツイッターでもこんな風に言われる始末…

 

「トラノコは手数料は高い」

この結論で終わっているブログがほとんどですが、僕は更に踏み込みます。

トラノコの手数料は本当に高いのでしょうか?

競合(マネタス)と手数料を比較

マネタスは、ウェルスナビ株式会社が運営する、おつり投資サービスです。

仕組みはほとんど同じなので省略。

手数料は、下記の通り。

マネタスの手数料
▽利用料
 預り資産3000万円まで:1.0%
 3000万円を超える部分:0.5%

▽ETF経費
 0.14%を上限

※利用料に信託報酬や監査費用が含まれる。

さっきと同じ、年間10万円の投資で考えると、

マネタスの利用料は、1000円だけ。
(トラノコは4000円)

これだけ差があると、マネタスの方がいい!って思っちゃいますよね。

 

しかし、次の図をご覧ください。

分かりますでしょうか?

累計投資金額が60万円を超えると、トラノコの方が手数料が安くなるんです。

トラノコが手数料が高いわけじゃないんです。

投資スタイルで、手数料は変わります。

 

次に、投資信託として見た場合に、手数料が安いのかを調べました。

トラノコには3つの投資信託がある

トラノコの運用は、3つの投信から選ぶことができます。

トラノコ・ファンドⅢ<愛称:大トラ(DAI-TORA)>

株式に比重を置いた、リターン重視の投信。

投信情報
 設立日:2017年4月27日
 純資産総額: 0.39億円
 過去6ヶ月のリターン年率: +9.56%

※2017年12月末時点

トラノコ・ファンドⅡ<愛称:中トラ(CHŪ-TORA)>

債権と株式をバランスよく取り入れた投信。

投信情報
 設立日:2017年4月27日
 純資産総額: 0.23億円
 過去6ヶ月のリターン年率: +6.35%

※2017年12月末時点

トラノコ・ファンドⅠ<愛称:小トラ(KO-TORA)>

債権に比重を置いた、安全性を重視した投信です。

投信情報
 設立日:2017年4月27日
 純資産総額: 0.03億円
 過去6ヶ月のリターン年率: +4.03%

※2017年12月末時点

投資信託全体で見ると、トラノコの手数料は高いのか?

トラノコの投信は、アクティブ投信です。

アクティブファンドとは、独自の銘柄選択や資産配分によって、株価指数等の動きを上回る成績を目標とする運用方式です。

アクティブ投信というと、

・セゾン資産形成の達人ファンド
・ひふみ投信

が有名でしょうかね。

アクティブ投信は、市場の調査コストなどがかかるため、信託報酬が高めに設定されています。

先ほどの投信の手数料も高めです。

有名なアクティブ投信の信託報酬
▽セゾン資産形成の達人ファンド
 年1.35%±0.2%(税込/概算)

▽ひふみ投信
 年 1.0584%(税込)

 

さて、同じアクティブ投信のトラノコの信託報酬はいくらだったでしょうか?

そう、0.3%です。

これ、めちゃくちゃ安いです!!

超低コスト。

じゃあ、セゾン投信や、ひふみ投信よりも、トラノコを運用した方がいいのでしょうか?

トラノコを運用するか?

結論を言ってしまうと、現時点ではトラノコへの投資はオススメできません…

この表を見れば、一目瞭然。

トラノコ3つの投信も頑張っていますが、相手が悪すぎましたね…(苦笑)

 

手数料を加味しても、運用成績に差がありすぎます。

セゾン投信や、ひふみ投信は異次元の運用成績です。

もちろん、これは過去6ヶ月間の成績。

しかし、トラノコの投信は、設定から1年も経っていないので、このデータでしか比較できないのが現状です。

トラノコを運用するよりも、セゾン投信とか、ひふみ投信で運用する方が良さそうです。

 

いやー、それにしても…

セゾン投信、ひふみ投信は強すぎますね。

まとめ

トラノコについて調査した結果をまとめます。

おつり投資で比較した場合
▽手数料
累計投資額によって、軍配が異なります。

60万円未満: マネタスが安い
60万円超え: トラノコが安い

▽運用成績
マネタスはロボアドのため、人によって運用成績が異なります。一概に比較できません。

代表的な投資信託と比較した場合
▽手数料
アクティブ投信の中では格安!

▽運用成績
セゾン投信や、ひふみ投信が相手だと、ボロ負け…

ここまで時間をかけて調べましたが、僕の出した結論は、

現時点では、トラノコはオススメできない!
今後の運用成績に期待!

現時点なら、セゾン投信や、ひふみ投信の方がいいですね。

以上、ご参考になりましたら幸いです。

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ABOUTこの記事をかいた人

「さばくびと」を運営している30代前半のリーマンブロガー。抱えた借金は770万円。サービス残業の嵐を受けて休職した経験も…借金や病気といった悩みを中心に書いています。

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