2017年12月21日にストックポイントという新しい投資サービスが始まりました。
簡単にいうと、
「株価に連動するポイントサービス」です。
色々調べました。
結論として、僕はオススメしません。
その理由について述べます。
目次
ストックポイントとは

はじめて聞く方のために、概要を簡単に。
2) 貯めたポイントをドットマネーに交換
3) ドットマネーから各種株式のストックポイントに交換
※各種株式のストックポイントは、株価に応じて価格が変動する。
※現金化するには、ドットマネーに戻すか、証券会社で株式に交換する。
ストックポイントはスマホアプリ(無料)にて、交換・運用します。
ストックポイントの銘柄
ストックポイントで投資できる銘柄は5種類。
①ソフトバンク【9984】
②みずほフィナンシャルグループ【8411】
③サイバーエージェント【4751】
④日本株レバレッジ上場投信【1570】
⑤日本株ダブルインバース上場投信【1357】
※ []は銘柄コード
ソフトバンク、みずほ、サイバーエージェントが好きな人以外は、日経平均株価に連動する日本株レバレッジ上場投信がオススメですね。分散投資になりますし。
ちなみに、日本株ダブルインバース上場投信は、日経平均株価と逆連動するものです。
①NTTドコモ【9437】
②KDDI【9433】
③イオン【8267】
④ソニー【6758】
⑤セブン&i【3382】
⑥米国株指数30種【1546】
⑦上海株式指数【1309】
※ []は銘柄コード
この中で一番安定してそうなのは、⑥米国株指数30種【1546】ですね。
NYダウに連動するETFなので、抜群の安定感だと思います。
しかし、ストックポイントは、配当金が出ないのが非常に痛い…(詳しくは後述)
ストックポイントの良さ
ストックポイントの良さを挙げます。
2) 現金不要。ポイントを投資に使える
3) 少額投資が可能
(100ポイントから、ストックポイントが交換できる)
3つ目の補足。
株式を購入する際は、100株や1000株といった「単元株」で購入しなくてはなりません。
例えば、1株100円で単元株100の銘柄は、100円×100株=10000円が必要というわけです。
一方、ストックポイントは、100ポイントから交換できるので、少ない資金(ポイント)で投資ができます。
ストックポイントをオススメしない理由
検討した結果、個人的にはオススメしません。
手数料が高すぎる
一番の理由は、手数料が高いということです。
また、ストックポイントからドットマネーに戻す際も2%の手数料。
手数料が5%もあるんですよ!!
(ドットマネーに戻すなら7%!)
投資経験のある方なら、5%の手数料が尋常でない高さだと分かるはず。
資産運用の世界では、年間5%も上昇できれば、「良い運用ができた」と評価されます。
ストックポイントを利用する必要がないと思うんですよね。
だって、ドットマネーは現金化できるんです。
そこで交換した現金で投資すればいいじゃないですか。
100円あれば手数料無料で投資信託が買えますよ。(楽天証券)
配当金が出ない
ストックポイントは、配当金が出ません。
これは非常に痛い。
ソフトバンク、みずほ、サイバーエージェントといった企業銘柄は、配当金こそが魅力とも言えます。
にも関わらず、ストックポイントでは配当金がもらえない。これはちょっと痛すぎるでしょ。
長期投資にも向かないと言わざるを得ません。
そもそも投資資金(ポイント)が貯まらない
先述したように、ストックポイントは「ドットマネー」というポイントを使って投資します。
しかし、このドットマネーが全然、貯まらない!
ドットマネーは、ハピタスやモッピーといった別ポイントから交換をすることで入手するのですが、その別ポイントが真面目にやってもほとんど貯まりません。
例えば、僕の場合、ハピタスとモッピーを合わせて6000ポイントありますが、2年ほど貯めてこのポイントですからね。
ストックポイントの投資をやってみたい!と思っても、資金がないので投資できないということになります。
手数料は高いし、配当金は出ないし、そもそも投資資金も貯まらない…これって、投資には向かないでしょ。
ストックポイントに向いている人
強いて言えば、こんな人は向いているかもしれません。
・証券会社の口座を作るのが面倒
・毎月100ポイントぐらいの少額投資から始めたい
ポイントが投資資金なので、リスクは低いでしょうね。
ガッツリ資産運用をするのではなく、趣味レベルでやるにはいいのでは。
ストックポイントのやり方
僕は趣味レベルではじめてみたのですが、登録がものすごくわかりづらい!!
下記に手順を載せます。
①ストックポイントのアプリをダウンロード
公式サイトからアプリをダウンロードし、アカウントを登録します。
ここはガイダンスに従えば問題ないはず。
問題は次です。
②Amebaアカウントを登録する
ストックポイントは、ドットマネーから交換することになるが、ドットマネーにはAmebaアカウントが必要です。
じゃあ、Amebaアカウントを作ろうか、としたところ、ストックポイントのアプリだと、バグってて登録できません。(ここにイライラさせられた!)
Amebaの公式サイトからだと問題なく登録できます。
Amebaアカウントを作成すると、ドットマネーのサイトにもログインできるようになるので確認してみてください。
キャンペーン情報(4/16〜4/30)
▽ストックポイントのキャンペーン
交換手数料無料で、更に3%のポイントがもらえる。これまでの5%プレゼントからダウンしてますね。ストックポイントからドットマネーに戻すときに2%の手数料がかかるので、実際にはプラス1%しかプラスになりません。 pic.twitter.com/1w042Zrk42
— さばくびと@日経225先物 (@sbkbit_inv) 2018年4月19日
キャンペーンのお知らせ。
通常時は交換手数料が5%必要なのですが、キャンペーン中は手数料が不要です。
さらに、交換額の3%分がドットマネーでもらえます。
3月のキャンペーンよりもパワーダウン。
+3%もらっても、ドットマネーに戻す際に-2%になるので、実質+1%にしかなりません。
フリーポイントのメリット

2018年4月16日より追加された新機能『フリーポイント』。
フリーポイントを利用すると、銘柄変更時の手数料が1%になるのでお得です。
注意する点としては、フリーポイントの有効期限が14日しかないということ。
銘柄変更をしようと思って忘れてしまうと、すぐに消えてしまいます。
ちなみに、フリーポイントにしている際は価格変動はありません。
まとめ
ストックポイントについて書いてきました。
・各種ポイントをドットマネーに交換し、ドットマネーからストックポイントに交換するという流れ
・証券会社の口座開設が不要
・手数料が高い
・配当金が出ない
・そもそも投資資金であるポイントが貯まらない
・(個人的には)オススメしない。
ドットマネーを現金化して、普通に投資する方が手数料が安くなる。
面白いサービスだとは思うんですよね。
ポイントで資産運用って。
ですが、楽天も既にやってますよね。
しかも、手数料なし!
楽天ポイントで資産運用は僕もやっています。
今後もこんなサービスが増えるでしょうね。
「ポイント = 資産」という考え方になってきていますから。
以上です。
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