従業員持株会を【完全ガイド】|メリットとデメリットも「全て」教えます


「将来、マイホームを持ちたい」
「老後の資金を貯めていきたい」

お金を貯める方法として、「従業員持株会」制度への加入を考えている人も多いのではないでしょうか?

加入にあたって気になるのが、持株会のメリットデメリットですよね。

僕も加入しているので、詳しく説明しますね!

持株会を理解すれば、資産形成の大きな味方になると思いますよ。

従業員持株会の仕組み

 

まず、持株会の仕組みを簡単に説明します。

従業員持株会とは、「給料から天引きで、勤務先や親会社などの株を買う制度」

福利厚生の位置付けですね。

従業員持株会が給料から天引きされたお金を集めて、証券会社経由で自社株を買います。

買い付けた自社株は、拠出金額に応じて従業員に配分される…という仕組みです。

従業員持株会のメリット

それでは、本題に入っていきましょう。

まずは持株会のメリットからです。

①奨励金がもらえる

最大のメリットがこれですね。

持株会に加入して株を毎月買うと、会社から奨励金が出ます。

どれぐらいの奨励金が出るのかは、会社によって違いますが、積立金額に対して、5%〜30%のお金が出ますね。

もう一度言います。
5%〜30%もの奨励金がもらえるのです。

これってめちゃくちゃスゴイことなんですよね。

預金をしていても、ほとんどお金は増えませんよね?

でも、持株会は会社の奨励金がそのまま資産にプラスされます。

奨励金の例
奨励金5%: 年間12万円積み立てた場合
 12万円 × 5% = 6,000円

奨励金30%: 年間12万円積み立てた場合
 12万円 × 30% = 36,000円

私の先輩は、15年前から毎月4.5万円を積み立て続けたところ、5000万円を超えたと自慢していました。

預金レベルだと810万円ですからね。
その差は歴然です。

②配当金がもらえる

持株会では、普通の株と同様に、配当金ももらえます

これも会社によって、金額に差がありますね。

持株会の配当金は再投資されるので、資産形成に勢いをつけることができます。

複利効果で想像を超える利益になりますよ!

③キャピタルゲインが得られる

キャピタルゲインというのは、株価が上昇したときに得られる利益のことです。

簡単に言えば、10万円の株が20万円になると、10万円の利益が得られるということです。

もし、未上場の場合は、上場時に資産が倍以上になるのも珍しくありません。

会社の業績が良くなれば、株価は上昇するので、仕事のモチベーション上昇にも繋がります。

④天引きなので強制的に資産形成ができる

「貯金がなかなかできない」という人も多いと思います。

持株会は給料から天引きとなるので、強制的に資産形成ができます

もちろん、ライフスタイルの変化に合わせて、積立金額を変更できます。

⑤少ない資金で株を買える

通常、証券会社で株を買う場合は、「単元」という単位で買わなければなりません。

例えば、私の会社は100株が1単元ですので、購入の際は100株まとめて買わなければならないのです。

このため、数十万円〜数百万円のまとまった資金が必要になります。

 

一方、持ち株の場合、給料から毎月一定の金額だけの株を買うことができるのです。

100株30万円の株の場合、毎月3万円の積み立てでは、10株だけを買うことができるというわけですね。

⑥財形貯蓄よりも引き出しが簡単

「給料から天引き」と聞くと「財形貯蓄」が思い浮かぶ人も多いかと思います。

財形貯蓄も、給料からの天引きなので強制的に資産形成ができることで人気があります。

しかし、財形貯蓄には、下記のような制限(デメリット)があります。

財形貯蓄のデメリット
・積立期間は3年以上
・1年以内は引き出せない
・積立金額の変更は年2回

つまり、一度積み立てを始めると、簡単には引き出せないということです。

一方、持株会には、このようなデメリットがありません。

従業員持株会のデメリット

次に、デメリットも確認しましょう。

①給料と資産の両方が会社に依存する

業績が悪くなると、株価は下がります。

すると、これまで積み立ててきた、資産が減るということになります。

最悪の場合、会社の倒産によって積み立てたお金がゼロになる可能性もあります。

このため、持株会だけで資産形成をするのはリスクが高いと言えます。

資産は分散をさせるのが基本なので、

資産形成の例
毎月3万円を積み立てる場合
 ・持株会に1万円
 ・財形貯蓄に2万円

このようにリスクを分散させながら、資産を形成していきます。

分散投資は資産形成の基本中の基本なので、知っておいて損はないと思います。

②株主優待がもらえない

個人的には、一番のデメリットと感じます。

株主優待がある企業だと、株を持つと株主優待がもらえますよね。
(食べ物・飲み物・商品券…etc)

しかし、持株会では株主優待がもらえないのです。

これは、証券会社の個人口座ではなく、持株会で株を管理していることが関係します。

 

もちろん、持株会から株を引き出し、自社株を個人的に購入すれば株主優待は得られます。

しかし、それでは奨励金はもらえませんし、分散投資にもなっていません。

なによりも、もっといい株主優待の企業はいくらでもあるので、自社株を買う必要性を感じられません。

 

よって、このデメリットは諦めるしかないと思います。

奨励金をもらっているので、仕方ないと考えた方が良さそうですね…

③単元毎でしか売却ができない

持株会では、売却時に注意する点があります。

それは、単元毎でしか売却ができない、という点です。

 

あなたが持っている株を売って現金化したいと思った場合の話です。

売却の例
 所有株数:250株

 単元株数:100株

 この場合、売却できる株は200株のみ。
 残り50株は”解約“をしないと売却できない。

 

解約時には未単元の株も、持株会に買い取ってもらうことができます。

しかし、解約をすると再加入できない場合があるので、注意しなければなりません。

(詳しくは、会社の持株会のマニュアルを確認するか、総務担当者に聞いてください)

持株会による資産形成のシミュレーション

持株会のメリットとデメリットは分かったけど、具体的にどれぐらい良いの?

ここまで、メリットとデメリットを挙げてきました。

気になるのは、「どの程度の資産形成ができるのか」ということですよね。

それでは、資産形成のシミュレーションしてみましょう。

単純にシミュレーションをしてもメリットが分かりづらいので、普通預金と比較します。

普通預金で毎月3万円を積み立てた場合

まず、毎月3万円を普通預金で貯め続けた場合です。

 

普通預金のシミュレーション
 毎月の積立金:3万円
 積立期間:25年
 金利:0.001%

普通預金であれば、25年間積み立てると、900万円になります。

ちなみに、利息はたったの1121円です。(少なすぎますよね…)

持株会で毎月3万円を積み立てた場合

次は、持株会で毎月3万円を積み立てた場合です。

持株会のシミュレーション
 毎月の積立金:3万円
 毎月の奨励金:1500円(5%)
 積立期間:25年

 100株の金額:30万円
 100株あたりの配当金:6000円
 → 利回り2%で計算

 (株価は常に一定とします)

このように積み立てると、いくらになると思いますか?

 

答えは、約1225万円です。

 

すごいですよね…!

合計奨励金は、45万円

配当金による利益は、およそ280万円にもなります。

普通預金と比べると、300万円以上も資産形成に違いが出るんですよね。

持株会でよくある質問

持株会を利用するにあたって、よくある質問をまとめました。

途中で株を売却することはできるの?

回答:できます。


①会社指定の証券口座を開設する
①持株会から証券会社へ、株を移動する
②証券会社で、株を売却する

上記の手順で、積み立てた株を売却して現金に変えることができます。

具体的な方法は、会社にある持株会のマニュアルに従ってください。

株を売却するのにどれぐらい時間がかかるの?

回答:数週間かかる場合があります。

会社によって一概には言えませんが、持株会から証券会社口座に株を移動させるのに時間がかかります。

2週間〜6週間ほどは見ておいた方がいいでしょう。

また、管理職になると売却を制限されることがあります。

管理職になると株を売れないって本当?

回答:売却を制限される場合があります

「管理職になると解約ができない」という噂があります。インサイダー取引に関わるからという理由ですね。

こちらは、会社によってルールは違いますが、株の売却を制限される可能性はあります。

例えば、決算前の売却は認めない、といったケースです。

売却の際は、総務担当者に確認することをオススメします。

積み立てを停止することはできるの?

回答:できます。

積み立てが厳しくなった場合は、積み立てを停止することもできます。

停止申請は会社によって違うので、マニュアルを確認するか、総務担当者に聞くと良いでしょう。

ちなみに、積み立てを停止させた場合でも配当金は入ってくるので、じわじわとお金は増えていきます。

積み立ての金額に上限はあるの?

回答:あります

毎月の積立金額には上限があります。

こちらも会社によって金額が異なるので、マニュアルを確認するか、総務担当者に聞いてみてください。

参考までに、私の会社では、
 毎月の上限は3万円
 賞与の上限は9万円
となっていました。

まとめ

それでは最後に、従業員持株会のメリットとデメリットをまとめますね。

持株会のメリット
①奨励金がもらえる
②配当金がもらえる
③キャピタルゲインが得られる
④天引きなので強制的に資産形成ができる
⑤少ない資金で株を買える
⑥財形貯蓄よりも引き出しが簡単
持株会のデメリット
①給料と資産の両方が会社に依存する
②株主優待がもらえない
③単元毎でしか売却ができない

 

あくまで、個人的な見解ですが、奨励金がもらえるのであれば、絶対にやった方がいいと思います。

もちろん、全資産を持株会で運用するのはリスクが高すぎるので、分散するのが前提です。

リスクとリターンを考えながら、資産を形成していけたらいいですね。

以上、ご参考になりましたら幸いです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

「さばくびと」を運営している30代前半のリーマンブロガー。抱えた借金は770万円。サービス残業の嵐を受けて休職した経験も…借金や病気といった悩みを中心に書いています。

2 件のコメント

  • 私も月一万、ボーナス時三万でやってます。
    奨励金は10%。かなりいいです。
    メリットは通常買付で買えない単位で買えること。
    自社株をもし普通に買うなら数十万円が最低ラインなので。

    デメリットは、私のとこだけかもしれませんが売買禁止期間があることですね。決算前とか。

    あとは、管理職になるとインサイダーとかの件があって、売れないらしいです。

  • saimuさん

    いいですね!僕の会社は5%です…

    >>メリットは通常買付で買えない単位で買えること。
    >>自社株をもし普通に買うなら数十万円が最低ラインなので。
     そういえばそうですね!
     次回リライト時に追記します!

    >>デメリットは、私のとこだけかもしれませんが売買禁止期間があることですね。決算前とか。
    >>あとは、管理職になるとインサイダーとかの件があって、売れないらしいです。
     日本取引所の記載を見たところ、そのような記載はないので会社によりそうですね。

     ただ、「未公表の重要事実」を知っている場合に売却するとインサイダー取引になってしまうようです。
     
     これを防ぐには、持株会の管理部署に「今、売却してもインサイダー取引にならないか」ということを確認するように、とのこと。

    売る時が少し面倒ですね。

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